ASUS TransBook T100TAで某オンラインゲームを実行してみた。
3Dのゲームだが要求されるスペックは低いアレだ。
2006年のノートパソコンでも一応動いていた。
そんな軽負荷のゲームを実行してみたところ、意外と動作が重い。
Atom Z3775の性能から想像するにここまで重いのはおかしい。
メモリが足りないのはしょうが無いとして、
CPUの計算速度は以前のノートパソコンの3〜4倍だ。
グラフィックスは更に向上していてもおかしくない。
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なぜ動作が重いのかはすぐに分かった。
ゲーム中にCPUが1GHz未満の低周波数で動作していた。
Atomは負荷に応じて動作クロックを変動させる省エネ機能があるのだが、
これが悪い方向に働いていたのだ。
つまり、このゲームの負荷ではCPU利用率が上がらず、クロックが低いままなのだ。
そしてグラフィックスがCPU内臓で有るため、
描画性能もそれなりに下がってしまう。
そして一秒間に描画する画面数が減ると、やはりCPUの負荷は下がる。
ああ、悪循環。
実際、通常ならば負荷が大きく動作が重くなるはずの
ウインドウモードでゲームを行ったほうが快適に動く。
これを解決するには、負荷に応じたCPUのクロック調整を止める、
もしくは最低クロックに制限をかければよいのだ。
と思ったら、電源オプションにはクロック調整に関わる部分が何もない。
最近のパソコンはここで色々と調整できることが多いのだが……。
☆
その後、レジストリの
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\54533251-82be-4824-96c1-47b60b740d00\ 以下のキーのうちの Attributes を0にしたが電源オプションの項目は増えず、
同じくレジストリから最小のプロセッサの状態を調整したが効果はなく、
どうやらクロック制御はハードウェアで直接制御しているんだということで納得した。
しかし、初めてのWindows8.1で調べるのに色々と時間がかかった。
Windows8.1がゲームに向いていないというのもよくわかった。
さて、それはそれでこれはある意味ものすごく省電力なことで、
実際このタブレットは電池の持ちがすごく良い。
どのくらいかと言われると測定していないので定かではないが、
一時間くらいしても10%減るか減らないかというくらいだろうか。
まあ、HDDを頻繁に動作させる使い方をすると減りが早いと思う。
パフォーマンスと省エネとの両立はなかなか難しい。
ちなみに、本体付属の5V 3Aの充電器でなくとも充電は可能だった。
Nexus7(2013)の充電器では作動させた状態で1時間に5〜10%くらい充電できる感じだ(遅)。
このタブレットは充電器を運ばなければ携帯性が高い。
充電器は流用できるものを現地においておこう。
■ 2014年9月29日 ■