作者の独り言 > 
炊飯器が壊れた。

その日、会社で使っている炊飯器が壊れた。

壊れたといっても、
炊飯器を開閉するための
プラスチック製のボタンが割れただけだ。

しかし、これが割れると炊飯器を閉めておけなくなるため、
早急に修理しなければならない。

修理されるまでは、仕方がないのでガムテープで蓋を固定しよう。
多少不安だが炊飯に大きな問題はあるまい。

さて、修理するには壊れたボタン(フックボタン)を
買ってつけ変えればよいだけだ。

問題はこのボタンを単体で購入可能か否かだ。

メーカーにメールで問い合わせてみよう…。



部品は購入できるらしい。

ただ、フックボタンは通常の使用では壊れないとのことで、
壊れた原因をメーカーで確認したいらしい。

本体を郵送で送ってくれれば、
メーカーから代わりの炊飯器の貸し出しがあり、
それらの送料や代わりの炊飯器の料金は
メーカーが持って修理してくれるとのことだ。

こちらとしては原因は同でもよく、
部品を送ってもらえればそれでいいのだが、
メーカーがそういうので送り返してみることにした。


メーカーに送り返して数日たった頃にメールが届いた。

「見積もりは、フックボタンとパッキン、操作パネルの交換で、
費用は工賃込みで5880円です」


すごい高いよ。
一緒に送られてきたリストを見る限りフックボタンは420円じゃないか、
すごーい高いよ。

余りにも高いので
「フックボタンは交換、パッキンは蒸気漏れがあるなら交換、
操作パネルは現状維持で、
フックボタンやパッキンの取り付けで工賃がかかるなら
その取り付けはこちらで行います」

という内容のメールを送った。

その日の夕方に返事が来た。

「弊社で検討するから時間をください」

何を検討するんだ…。
あっちで検討するような内容を送った覚えはないんだけど…。


数日後またメールが届いた。

「パネルはなおした方がよろしいと思います。
なので、見積もりどおりの修理を行い、
料金は工賃分の2625円でどうでしょう。検討をお願いします。」


なぜか値下げ交渉をしていると思われているらしい。
こちらとしてはただ単純にフックボタンのみ直して欲しいのだ。

ちょっときついことを書きそうなのを必死で押さえ、やさしく返答した。

「先日送ったメールをきちんと読んでいただけたのか疑問です。
今回のメールにはこちらで検討するべき内容は有りませんでした。
こちらの要望は前回の通りです」



数日後、返事が来た。

「パネルは無料で修理しました。
フックボタンは420円で修理しました。
パッキンは蒸気漏れが確認されたため945円で交換しました。
合計1365円です」


なぜか、勝手に修理したとの事後報告が来た。

しかも、はじめの見積もりと同じことをしておきながら、
料金を4500円も値引きしている。

値引きをしたいんじゃないんだという返信をしようかとも思ったが、
お互いに益がないのであきらめた。

「8月○日の○時頃に送ってください」

返してくれればもうそれで良いさ…。


最後にまたメールが来た。

「品物は代金引換郵便で送ります。
修理費用の1365円を受け取り時にお支払いください。
また、上蓋も無料で交換しました」


上蓋は何で交換したんだ…。
でも物はちゃんと届いたからいいや。

そんなこんなでよく分からない対応に困らせられました。

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