作者の独り言 > 
SNSに参加してみて、ふと思う。

mixiというSNS -ソーシャル・ネットワーキング・サービス-がある。
それなりに有名なコミュニティーサイトだ。

2008年頃に、友人からの誘いでこっそりと入会した。

入会した手前、地味に日記を更新をしていたが、
実際あんまり役に立っていなかった。

ところが、今年のゴールデンウィーク頃、
中学時代の同級生から連絡があり、
mixi上で同級生とコミュニケーションをとることが出来るようになった。

なんとなくSNSとして自分の中で役に立ちはじめたのである。


インターネット上で同級生と再開できるというのは、素晴らしいことだと思う。

そう思う半面、本来ならば友人同士のつながりとして保つべきであろう同級生との関係を、
インターネットを介して構築し保つことしか出来ないという、
人と人との繋がりの希薄さにも気づかされた。


人はインターネットにより、新しいコミュニケーション能力を得たのだろうか。

そうではなく、
昔に比べコミュニケーション能力が低下し、
昔はインターネットなど無くとも出来たことが、
いまではインターネット無しでは出来なくなっているのではないだろうか。


きっと、どちらも正しいのだろう。

人間は新しい「道具」を得たとき、大きく二つのタイプに別れるのだ。

新しい道具を得たことで、
いままでと同じ作業を楽にこなすことが出来るようになる人。
新しい道具を得たことで、
いままで出来なかったことが出来るようになる人。

これを繰り返すうち、いずれ前者は没落するだろう。
人類の新しい道は、後者によって築かれるのだ。

人類を二分するこの動きはすでに始まっている。

どちらの道に進むかは、自分で決められるはずだ。

■ 2010年10月19日 ■ inserted by FC2 system