おかしい。
かなりおかしい。
今までに無いことが起こっている。
自分の行動がおかしい。
これまで、少なくとも自分は理性的な人間だと思っていたし、
そう言う行動をしてきたつもりだ。
いや、今でも十分に理性的だと思っている。
そんな自分が、なぜこんな行動をとっているのだろう。
自分で自分の行動が理性的な行動ではないと思う。
おかしい。
人は時として、理性的ではない行動をとることがある。
それは分かっているつもりだし、
他人がそうしていることも分かっている。
しかし、自分でそれをしたことはなかったし、
したいと思ったこともなかった。
そんな自分が、
その理性的でない行動をとっている。
それどころか、
理性的ではない行動のため、理性がそれに至る道筋を考えている。
おかしい。
ある行動を起こすため、
その手順を考え、修正を加えたりしながらも、
その場その場にあわせて行動することは理性的な行動のはずなのだ。
ただ、自分の「ある行動」そのものは全く理性的ではない。
原因は分かっているつもりだ。
分かっているのだから、
そんな行動をとらないという選択肢があるはずだ。
それでも、それは行動として起こしてしまう。
あまつさえ、次はあんなことをしたいなぁなどという
空想が意識を占領することがある。
そして、それを心地よく感じている自分に気が付く。
おかしい。
人がそれをなんと呼ぶか、自分でも分かっているはずだ。
それを幸せ・喜びと感じる自分と、
そんな自分に戸惑い、混乱する自分が居る。
こんなことは今まで無かった。
おかしい。
解決する手段は、一つだ。
理性がそう言っている。
いまは、其処に至る方法を考えている。
■ 2008年7月2日 ■