朝目が覚めると、飼い猫が傍らに座っていることがある。
なぜ座っているのかというと、飼い主が起きるのを待っているのだ。
ちなみに、朝の挨拶を言うために待っているのではない。
朝ご飯を要求するためにまっているのだ。
「ゴロゴロゴロゴロ…、かぷっ」
目が覚めた後に、ゴロゴロ言って近寄ってくる猫をなでたりしていると
突如として噛まれることになる。
噛むと言っても、優しくかぷっと噛む程度だ。
ちょっと痛いけどそれほど痛くはない。
でも、今日はすごく痛かった。
猫の歯が手のひらに突き刺さり、ぶちぶちと15mmほど手のひらが裂けた。
真っ赤な血が出て、生きていることを実感できた。
またいつか噛まれてみたいと思った。
なんてことは思うはずもなく、血が出た手のひらを水で洗いました。
消毒もかねてジョバジョバと洗うと、
水が手の裂け目から体の奥の方に入ってきて
にぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー
というほどにしみました。
その後数時間ほどたつと傷口が腫れてきて、
化膿したのか膿が出てきました。
みぎゃーーーーーーーーーーー
と言いながら膿を絞り出しました。
傷口の端っこをギュウギュウやったら反対の端っこから出てきました。
こんなにも痛い傷を作り出してくれた猫は、
”首根っこをふんづかまえて小言を言うの刑”に処しておきました。
そのときはずいぶんへこんだ顔をしていましたが、
現在は膝の上でおとなしくしています。
猫が人を噛まないようにするにはどうやればいいのか、誰か教えてください。