課長が夏みかんを収穫して来た。
「冷蔵庫に入っているので食べてもよし」という引継ぎがあったのだ。
それとなく冷蔵庫を確認してみたところ、
確かに夏みかんらしき柑橘類が10個ほど入っていた。
「2個頂くことにしよう(ジュルリ)」
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まな板の上の夏みかん。
皮をむき細かく刻む。
刻んだ皮を水につけてやさしく揉みながら濯ぎ、かじってみて食べられる苦さにする。
果肉の薄皮を剥き、種を別に保管し、果肉はジュースにする。
ジュースに皮を1時間くらい漬け込む。
果肉の粒を半分くらい残したジュースも混ぜた。
漬けたら火にかけ、あくを取りながら煮る。
別に保管しておいた種に少量の水を加え煮てペクチンを抽出する。
皮がやわらかくなって食べられるようになったら、砂糖を入れる。
適当な甘さになったら、先ほど抽出したペクチン汁を50cc程度入れる。
やさしく混ぜながらぐらぐらと煮ると粘度が高くなってくる。
餡かけの餡程度の固さになったら完成。
この段階で普通のジャムの粘度にすると、冷えてから歯が立たなくなるので注意。
煮沸消毒したビンに詰めて、ふたを軽く閉めてもう一度ビンごと20分程度煮沸する。
煮沸が完了したらすばやく蓋を閉めて殺菌完了。
うまく出来ていれば未開封で1年くらいは保管できるらしい。
ということで出来たのがこれだ。
琥珀色のマーマレードが完成した。
若干煮詰めすぎて硬くなったかもしれないが、初めてにしては上出来だ。
夏みかん2個で、250gの瓶で2瓶とちょっとのマーマレードになった。
さて、マーマレード+カルピス+ウォッカでカクテルでも作ろう。
■ 2011年3月4日 ■