高校の頃からの友人が結婚した。
今まで「何とかさんは結婚したらしいよ」と言う話は聞いたことがあったが
結婚をする当人から「結婚する〜」という話を聞いたことがなかったため、
どういう反応をすればよいのか、正直言って迷った。
とりあえずおめでとうと伝えておいたが、
本当におめでたいのかよくわからない。
結婚する二人の関係、結婚する経緯、結婚の目的、
そもそも結婚する理由など、いまいちよくわからない。
結婚を決めると言うことは、
人生において大きな決断をすると言うことであろう。
その決断に対し、
よく決断したと言う意味でおめでとうと言いたい気持ちはある。
ただ、もし自分が結婚することがあるとして、
そのときにただ単純におめでとうと言われて嬉しいのか。
あまり嬉しくはないだろう。
A:こんにちは!
B:こんにちは〜。
この挨拶程度の好感度だ。
いや、これは受けとる人によって違うのかもしれない。
結婚することになった友人は、
結婚式を挙げず、籍を入れるだけでの結婚とするらしい。
お金に余裕ができたら式を挙げるかもしれないとのことだ。
そもそも結婚とは何なのか。
婚姻届けを出すことで結婚は出来る。
ただ、それは法律上結婚したという事だろう。
二人が夫婦の間柄であることを証明する証書のようなものだろう。
人を殺せば殺人者である。
捕まるか捕まらないかで法律的な罰則の有無があるが、
逮捕されようが、逃げきろうが殺人者には変わりない。
結婚にも、法律でどうの以前のモノがあるはずだ。
結婚式は、結婚することを第三者の前で示す式であり、
婚姻届は法律上認識される為の届けであろう。
結婚して夫婦になるということ。
そこが重要なのではないか。
そこの部分を深く考える必要がある。
他人からおめでとうと言われるような事ではない気もするが、
何か言うならば「おめでとう」が無難な気がする。
もちろん、結婚を決断したということに対しての「おめでとう」だ。
本当におめでたい事かどうかは、
彼ら自身がこれから決めることだろう。
今はまだいえないが、そのときが来たら
結婚したことに対しての祝福を述べさせてもらおう。
■ 2007年11月22日 ■