レンピッカ展を見てきた。
渋谷のBunkamuraだ。
とりあえず、すばらしい。
滑らかな質感で描かれた肖像画の数々、
平面であるにもかかわらず、不思議な立体感が伴う。
油絵の表面から、魅惑の反射光が差し込んでくる。
美術館に行って、
ポストカードやらなんやらを購入したのは
本当に久しぶりのことだ。
タマラ・ド・レンピッカ本人の写真も何枚か見ることができた。
「私の作品はどれも自画像なのです」
この言葉通り、作品にはどれもタマラ本人が見え隠れしていた。
美術館ではこれらの実物を見ることができたが、
どれもこれもすばらしい。
作品の画像は気さくに載せられないので、
かわりに広告画像を使用しているが気にしてはいけない。
ただ、多数の作品を集めて展示することはなかなか困難なようであり、
見たかった作品が展示されていない悲しさもあった。
それでも、特に見たかった「緑の服の女」は展示されていた。
日本初公開との事だ。
見たかった作品が初公開なんて、なんてすばらしいんだろう。
これらも現物を見たかったが、展示されていかなった。
ポストカードさえも無かった。
またいつか開かれるであろう展示会で
見られることを期待したい。
■ 2010年3月15日 ■