作者の独り言 > 
ホットアンドドライ。

乾燥したお部屋。
高級なホテルは、常に乾燥しているものだ。
余計な湿気など、不要なのだ。

ということで、除湿機を買うことにしました。

木造住宅で、畳のお部屋。
湿気てくださいと言わんばかりの作りだ。

こんな部屋を乾燥させることのできる、
そんな除湿機を購入したいと思う。


先立つものが無いので、除湿機について調べてみた。

除湿機には、大まかな原理で分類すると2種類あることが分かった。
エアコンとほぼ同じ作りのコンプレッサー式。
除湿剤を使用したゼオライト(デシカント)式だ。

コンプレッサー式は、冷媒を圧縮・膨張させることで温度差を生み、
冷たい部分で結露を起こさせて除湿するものだ。
除湿された空気はそのまま暖かい部分を通り排出される。
結露により除湿を行うため、夏場の気温が高いときは除湿を行いやすいが、
冬の気温が低い場合には除湿能力が低下するらしい。

ゼオライト式は、水分を吸収しやすい物質に空気を通し除湿し、
その物質を暖めて水分を蒸発させ、
その水分を順次回収することで除湿するものだ。
室温が低くても安定した除湿を期待できるが、
消費電力が大きく、また夏場の除湿能力はコンプレッサー式に及ばないようだ。

どちらも、除湿された空気は暖かい状態で排出される。

除湿機と言うものは、つけておくと部屋が暑くなるのだ。


そんな除湿機の中で今回白羽の矢を立てたものはこれだ。
National ハイブリッド方式除湿機 F-YHD100


この機種は、コンプレッサー式とゼオライト式の
双方の機能を持ち合わせているらしい。
季節によらず安定した除湿能力があるらしい。

よし、湿気がたまりそうな家でもあるし、
思い切ってこれを購入しよう。

4万円くらいした。
部屋の中のものがかびることを思えば安いものだ。


実際に使ってみた。
動作音はまさにエアコンのそれだ。
「ぶーん」という音とともに、「フォー」という送風音がする。
うるさいと言えばうるさいかもしれないが、
そういうものだと思えばそれほど気にならない。

出てくる風は、温い。
前に立つと、
風が来て涼しい感覚と、温い風で熱いと言う感覚が
ちょうど打ち消しあうくらいの温さだ。
ただ、何時間もつけておくと、明らかに部屋の温度が上昇する。
冬場はある種の暖房としても使えそうだ。

問題の除湿能力はどうかと言うと、なかなかにすばらしい。
6畳間でも、除湿能力「中」で12時間程度放置しておけば
3リットル弱のタンクいっぱいに水がたまる。


乾燥した部屋はすばらしい。
ラグマットがさらさらする。
押入れもさらさらだ。
ほおって置くとすぐじめじめする家だが、
これでだいぶ安心して生活を送ることができるだろう。

夏場は暑くて使えないかもしれないが、
エアコンをかければ大丈夫だろう(謎)。

■ 2008年6月14日 ■

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