先日、引越しをした。
長年暮らした横浜から離れ、
仕事の場である三浦へと引っ越したのである。
この引越しにかかわる出来事を
これから何度か独り言で書くことになるだろう。
これはその第１回目である。
引越しの際、いろいろと買い物をすることにした。
どうせ引っ越すなら
心機一転で生活環境を大きく変えてみようと思ったのである。
結果的にいろいろとものを買うことになったが、
まずは一番生活に影響が出たものの話をしよう。
前から何度か書いている事だが、
パソコンラックには大きな不満があった。
現在使用している物が安物のパソコンラックであるため、
スピーカーを支える台として極めて能力不足なのである。
ラックがゆるゆるギシギシしているせいで
なんだかスピーカーの音がはっきりしないのだ。
引越しの際に、このパソコンラックを買い換えることにした。
中途半端なものを買うと後悔することは目に見えているし、
それなりに高いものを買ってしまおうと思う。
各所で情報を集めながらいろいろと悩んだ結果、
選んだものはこれである。
ハヤミ ハミレックスＡＶファニチャーの
薄型テレビ対応横型オープンローボード Ｖ−６４１２
どこからどう見てもパソコンラックではない。
テレビを置く台である。
なぜこんなものを買ったのかと言われると、
理由は簡単だ。
今回ほしかったパソコン台に求めたものが、
「スピーカーを十分に支えられる能力を兼ね備えた、
ディスプレイを置ける何物か」
だった為である。
ＴＶ用のローボードならばディスプレイを置けるのは当然であるし、
スピーカーを置く余裕もある。
これ以外の案としては
パソコンラックはそのままでスピーカースタンドを
別に購入するというものもあった。
しかし、ちょうどいい高さのスピーカースタンドが
なかなか見つからないのも理由の一つである。
このハヤミというメーカーは
オーディオ機器用の製品を製造する会社である。
某電気機器販売店でハヤミの製品見たところ、
このブランドはゆるかったりぎしぎししたりせず、
びしっとスピーカーを支えてくれそうであり、
かつパソコン台として使うこともできそうであった。
大型液晶テレビを置くことができるのだからパソコンくらい楽勝だろう。
「ちょっとパソコンを使うには中途半端かな？」
そんな事は二の次だ。
インテリアとしても悪い感じではない。
質量が４８．５ｋｇということなので設置に苦労しそうだが、
スピーカースタンドとしては重いほうがいい。
安物パソコンラックに比べ、それなりの音質の向上が望めるだろう
そんなこんなでこのローボードを買うことになった。
ネットで注文し待つこと数日。
嫌がらせのように重たい荷物が届いた。
重いので梱包を解くのにちょっと苦労したが、
何とか所定の場所に設置した。
早速パソコンなども配置して久しぶりにスピーカーの音を聞いてみる。
「おおお…？」
引越しに伴いこのローボードを買うことにし、
一週間ぶりくらいにこのスピーカーの音を聞いたわけである。
家の構造も違うしスピーカーの配置も違うし、
まったく環境の違う場所で聞いてはいる。
それを考慮しても、音がまったく違う。
今までは音がこもっていた。
スピーカーから発する音がパソコンラックに吸い込まれ、
ラック全体がうにゃうにゃとたわんでいたのだ。
このローボードにしたことで
音の一つ一つがしゃきっと引き締まった。
楽器の音や人の声の位置がはっきりとし、
それぞれがくっきりと聞こえるようになったのだ。
想像以上に、
自分でもびっくりするくらいに音が変わった。
今までのパソコン台が
いかにスピーカーの音を悪くしていた事か。
もっと早くスピーカーを置く場所を考えるべきであった。
「ただ、ちょっとパソコンは操作しにくいかな（瀕死）」
スピーカーとディスプレイの配置はなかなか良い気がするが、
キーボードとマウスとディスプレイの関係がよくない。
さらにスピーカーの位置と座る位置の関係もよくない。
思っていたとおりの使い難さである。
やはり別にテーブルを買わなければならないようだ。
このローボードにあったテーブルを買うことにしよう。
ガラス製のちょっと大きいやつがいいな。
その話はまた今度のお話。
■ ２００７年１２月９日 ■