コルト君のバッテリーが上がった。
マンションの機械式立体駐車場の中だ。
死因はルームランプの消し忘れ。
キーを回しても「キョキュ……」と虚しく音がなるだけで、エンジンの始動に至らない。
まあ、ただただバッテリーの残量を使いきっただけだ。
週明けに使う予定があるので時間的制約はあるが、土日のいずれかでコルト君を利用できる状態に戻さなければならない。
バッテリーの上がった車を救出する方法として、いくつかの方法が考えられる。
まずはバッテリーを外して充電する方法。
さほど手間もかからず、一番簡単な方法だと考えられる。
ただし、我が家にはバッテリーの充電器がない。
以前持っていたのだが、全く使用しないので捨ててしまった記憶がある。
良くある話だ。
次の方法としては、JAFを呼ぶ方法が考えられる。
妻がJAFの会員なので、きっと無料で対応してくれるはずだ。
ただ、対応まで数時間待たねばならないし、マンションの立体駐車場まで来てどんな対応をしていただけるのかは不明である。
そもそも、その対応をしている時間が取れないかもしれない。
いつ来るかわからないJAFを待っているほど気長ではない。
他に、別の車両を用意してそこからバッテリーケーブルを繋いで救出する方法もある。
ただ、当然別の車も、バッテリーケーブルもない。
新品のバッテリーに交換すれば復活するのは明らかだが、
機械式立体駐車場内でバッテリー交換をしたら他の方に多大な迷惑がかかるだろう。
そんなこんなで、対応は決まった。
新品のバッテリーを購入し、バッテリーケーブルも購入する。
駐車場内でささっと外部バッテリーからコルトを始動させ、すぐに駐車場から出て別の場所でバッテリー交換を行うのだ。
ちょっと費用がかさむが、今のバッテリーは3年使用したものであるし、安心を買うという言葉で濁すことにする。
★
無事にコルト君は駐車場外に出られた。
始動時の写真は撮っていない。
「だって、他の人が駐車場に来たら色々面倒なんだもん。」
さて、今まで使っていたバッテリーはPanasonic製の「カオスN-55B19L/C4」である。
5,500円前後だったと思うが、一応安物のバッテリーではない代物だ。
とりあえず青い。
左が外した古い方のバッテリーで、右が新しいバッテリーだ。
Panasonic製の「カオスN-60B19L/C5」である。
同じバッテリーを探したら見つからず、なんでだろうかと思っていたら、新しい型に変わっていた。
容量指数が55から60に増加したらしい。
見た目も緑の部分がオレンジになるなど若干変更された。
ちなみに、持ち手は取り外し可能で旧型を外すときに新型の持ち手を付け替えただけだ。
今回は送料など入れて5,000円程度だった。
バッテリーを10分程度外していると、車のメモリーが飛んでしまうのでさっさと載せ替え。
赤い車体には新型のほうが似合うかもしれないと思ったが、やはり見えないところの見た目はどうでもよい。
そういえば、エコピュア12なるサルフェーション除去装置をつけたことは独り言に書かなかった気がする。
そういう意味でも上がったバッテリーはまだまだ使えるはずだ。
会社のバッテリー充電器で充電し、何かの時のために取っておくことにする。
ついでにエアフィルター(エンジンに吸気するほう)を掃除すればよかったなぁ。と、独り言を書きながら思う。
■ 2016年4月6日 ■