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コルト君の初車検で

我が家のコルト ラリーアート Version−Rの初めての車検が
先日厳かに執り行なわれた。

初回なのでこれといって交換すべき部品などないのだが、
一つだけ問題が発生した。

★レカロのシートが保安基準違反である可能性が高い★

保安基準違反だと、当然車検は通らない。
車検が通らないと、来月以降車を使えない。
どうにか車検は通さなければならない。

そもそも、このレカロシートはアコードユーロRから外したシートなのだが、
どうやらこの車が生産されて以降、保安基準に変更があったらしい。

その保安基準がこれだ。

−−−−−−−−−−
道路運送車両の保安基準
第二十二条

4  前項の自動車(次に掲げる自動車を除く。)の座席の後面部分は、当該自動車が衝突等による衝撃を受けた場合において、乗車人員を保護するものとして、構造等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。
−−−−−−−−−−


要するに、レカロのシートの背面がプラスチックむき出しではだめで、
後部座席の乗車員保護用のナニかを付けなければならないという事だ。
アコードユーロRの純正レカロシート 保安基準違反?
たしかにプラスチック剥きだした。

ぶつかってけがをするかどうかは……、知らない。


ディーラーのお兄さんはフェルトの様なものを貼れば良いとアドバイスをくれた。
どう対処するにせよ、急いで対策を考えなければならない。

困ったときはホームセンターだ。
ホームセンターでうろつくことで、いいアイデアが生まれるかもしれない。



ホームセンターで色々と悩んだ結果、これを購入した。
エプトシーラー
薄いスポンジをテープにしたようなアイテムだ。

これをシートの裏に満遍なく貼ればクッションとして後部の人員を保護できるだろう。

幅が狭く柔らかい素材なので、シートに貼る際にも融通がきくだろう。
一枚物のフェルトなんぞではシート背面の曲線に合わせることなど到底出来ない。

施行する上で、見た目が最重要ポイントなのだ。
ただし、ある程度妥協する(何



コルト君はディーラーにお泊りなので、
そのままディーラーで作業をさせてもらう。

作業場脇の駐車場で黙々とテープを切り貼りする。


途中、退勤する事務員のお姉さんに
「お先に失礼します」
とポイントのずれた挨拶をされながらも
とりあえず片側を完成させた。

レカロシートの背面を加工
スマホに取り付ける魚眼レンズを利用して撮影してみた。
全体的にクッションが効くように見えて、なんとなく良さそうだ。
残りもさくっと終わらせてしまおう。
レカロシートの背面を加工
ふむ。
二時間もかかった。

レカロシートの背面を加工
多少隙間はあるが、まあ上出来だろう。
ディーラーのお兄さんも褒めてくれた。

かかった経費は、10mのテープを3巻買ってちょうど2巻を使ったので
3000円+余り1500円というところだ。


お陰で車検も無事に通過できたし、
ディーラーに素人の底力を見せることも出来たし、
きっとなにかいいことがあるだろう。

■ 2013年11月5日 ■ inserted by FC2 system