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コルト レカロシート取り付け

コルト ラリーアート Version−Rのシートを交換する日が気た。

アコードeuroR(CL1)の純正レカロシート
取り付けるシートは戴き物で、
アコードeuroR(CL1)の純正レカロシートだ(と思う)。

シートを交換するためには、シート本体とシートレールが必要だ。

レカロ ベースフレーム @ コルト
このへんは妥協せずレカロのベースフレームを購入した。
高いが、車検も心配ないし、何よりシートがタダなのでよしとする。

レカロ ベースフレーム @ コルト 組立
事前にネットで情報を調べたが、レカロベースフレームの説明書は分かり難いらしい。

まあ、組み上がった時のイメージは大体わかるし、
それにともなって必要なパーツもわからんではないのだが…。

確かに、説明書は分かり難い。
イラストを見てもよくわからない。
なんせ、付属のボルト類が多すぎる。

レカロベースフレーム 付属品
同一のベースフレームで複数のシートに対応するため
シート毎に必要なボルト類が異なるのだ。
(写真は2脚分の余りです)

このため、自分のシートに合わせたボルト類を抜き出す必要がある。

そして、一回組み立ててしまえば説明書と照らしあわせてもよく分かる。
きっと、組み立てた製品を分解しながら説明書を作ったのだろう。
組み立てる視点が足りない。

シートの高さは、助手席が中段、運転席は上段にした。

レカロ ベースフレーム @ コルト シートと仮組
シートとベースフレームを合わせてみた。

シート単品より据わりが良くなった(当たり前)。
このまま座椅子にしようかなと思わせてくれるくらいすわり心地は良い。
ただ、足の高さが均一ではないのでダンボールから下ろすとガタガタである。



シート交換が梅雨の時期になってしまった。

交換したくても、雨の中シート交換は出来ない。

「曇だけど雨が降りそう……」
そんななか、作業開始。

まずは助手席から。
助手席ならなにか大きな問題があってもどうにかなるしね。

シートを外すのは簡単。
ナットとボルトを外すだけ。前がナット2個、後がボルト2本だ。

確か14ミリだったはず…。
シートを前後にスライドさせながら作業すれば誰にでもできる。

コルト 助手席を外したところ
外すとこんな感じ。
地味に、純正シートのほうが軽かったのはショックだった…。

外した純正シートからはシートベルトバックルを取り外す。
シートの裏側からモンキーレンチでも差し込めば簡単に外せる。

コルト シートベルトバックル取り付け部
プラスチックのカバーが邪魔でナットを外しにくいが、
広げて外せば問題ない。
わざわざカバーを外す必要は無い。

ウェーブワッシャは後で使うかもしれない…(写真には写ってません)。

そんな感じで運転席も外せば良い。

コルト シートベルト警告用ライン
運転席にはシートベルト未装着の警告用ケーブルがある。
接続部を外し、シートに止まっている部分も外す。
ベルトバックルとともにウニョウニョやるとシートと分離できます。


シートを取り付ける時は、写真を撮り忘れました。
なので取り付け後の写真から。

コルト レカロシート装着
コルト レカロシート装着2
車内のイメージが激変することはありませんでした。
純正シートもツートンカラーだったし、色の配置もそっくりだ。



ということで試乗にも行って来ました。

座ると、しっとりとすわり心地は良い。
またどっしりと剛性感もある。

走りだしてみると、なんとなく、すごくいい。
車から走行状態は伝わってくるが、細かい振動は吸収してくれているような気がする。
ただ、純正の時にシートのすわり心地を考えて運転したことは無いので、
プラシーボ効果じゃないかといわれると困る。

ただ、レカロが高評価を受ける理由はよくわかった。
何がいいって、すごくいい。

純正品もパケットシート風の包み込む形状だったのに、
ホールド感はあまり大きくなかった。

このレカロシートも似たような形状なのに、
ホールド感はまるで違う。

形状もあるし、素材もある。

ホールドされていても、窮屈ではない。
座る位置の調整はできるのに、勝手に位置がずれにくい。

コルト ラリーアート Version−Rにも純正のレカロシートをオプションで装着可能だったが、
ekワゴンからコルトに乗り換えた時は純正シートで十分だった。

お陰で、レカロの良さがよく分かる。


ただ、装着したレカロに相当するシートの定価を見ると、
20万円くらいするように見える。

2脚で40万円。

恐ろしい…。



でも、ひとつ大きな問題がある。

コルト ベースフレームの付属品が合わない
シートベルトバックルと
レカロベースフレームに付属するパーツ(カラー、ウェーブワッシャ)とが合わないのだ。
写真の通り、ちょっと小さい。

このパーツを使って装着はできるのだが、
バックルが完全に固定されてしまう。

純正シートでは、バックルは角度を変えたりできるはずだ。
普通はカラー(スペーサー)がボルトで締められるだけで、
バックルはウェーブワッシャで保持される。

だが、レカロベースフレームの付属品ではカラーの大きさが足りず、
ウェーブワッシャまで締める蹴られてしまうのだ。

「これ、絶対おかしい」
どうにかしなければならない。

ウェーブワッシャは純正品を再利用すれば良い。
問題は、スペーサーをどうするかだ。

外径は17mmくらい、内径はM10ボルトが通れば良い。
長さ(厚さ)は4ミリくらいあれば良いだろうか。

そんな丁度良いスペーサーなりカラーなりが見つかるわけがない。

それでもホームセンターで代用品を探してみる。


悩んで決めた物品がこれ。
コルト ベースフレーム カラーの代用品
材質はゴム。
外径は17ミリちょっと、内径は9ミリ、厚さは7ミリ弱。
金属板の穴にはめ込んで中にケーブル類を通すためのグロメットだろう。
値段は10個入りで200円くらい。

外径がわずかに大きいが、ゴムなので問題ない。
内径が微妙に小さいが、ゴムなので問題ない。
厚みが結構大きいが、ゴムなので問題ない。
強度が足りないが、最終的には中を通るボルトが負荷を担うので問題ない。


よし、取り付けた。

ゴムなのでボルトナットで締め込みすぎてはいけない。
かと言って緩むと困るのでネジロックで固定した。
今のところ写真はない。

予定通り、ボルトを締めてもシートベルトバックルは可動性を保っている。
見た目も問題ない。
ウェーブワッシャも付いたし、きっと大丈夫だろう。


レカロのベースフレーム付属品が合わなかった理由はわからない。

コルト ラリーアート Version−Rのシートベルトバックルが
普通のコルト/コルトプラスと異なるのかもしれないし、
部品を間違えたのかもしれない。

でも、レカロにメールで問い合わせる方法がないようなので仕方がない。

どちらにしても、取り付けられたのでよしとする。

■ 2013年6月21日 ■ inserted by FC2 system