作者の独り言 > 
ケーキといえばクリスマスなのだが

クリスマスにケーキを食べる人は多いだろう。
確かに、クリスマスにケーキを食べたくなるのは仕方の無いことだ。

でも、デコレーションケーキをわざわざ買ってくるのは面倒だ。
しかも値段がそれなりに高い。

そもそも、二人やそこいらで食べるには量が多すぎる。
ほど良い大きさで、程よい価格で、程よいケーキは存在しないのだろうか。

しょうがない。
自分で作ることにしよう。

スポンジは適当に購入して、
デコレーションだけで適当にすませれば簡単にできるはずだ。


そんな流れで始まった手作りケーキの企画。
クリスマスを過ぎてなお、何度かケーキを作っている。

初めに作ったケーキはこれだ。

1個目のケーキ全体像

1個目のケーキ切り分け

スポンジは市販のチョコレート風味のスポンジである。
そこに47%の生クリームにチョコを混ぜて作った
チョコレートクリーム2種をデコレートしたものだ。

上にはチョコレートだけのソースをかけようと思っていたのだが、
チョコだけを湯煎にかけて溶かしたら
きれいに油とカカオマスに分離してしまった。
火にかけても分離したままで、なぜか焦げる気配もない。
ガーナのブラックチョコは分離するのかも知れない。

仕方がないので生クリームと牛乳とでのばしたところ
チョコレートクリームに進化したのだ。

本来はケーキの上にチョコレートをかけたかったのだが、
牛乳で量が増えたチョコレートクリームに侵食されて
ケーキの見た目はだいぶ悪くなってしまった。

それでも、不思議なことに全く焦げなかったので、味には問題がなかった。

クリームは全く味見をせず、チョコの甘さだけで適当にごまかした。
意外と普通の味だ。

ケーキは適当に作ってもそれなりの味になることが分かった。
また何度か作りたい衝動に駆られた。


ところで、鍋に残ったチョコクリームを牛乳でのばしたところ、
すばらしいホットチョコが完成した。

ホットチョコもまた作ることにした。


二回目に作成したケーキはこれだ。

2個目のケーキ全体像

2個目のケーキ切り分け

トップのチョコクリームをとんがらせてみた。

スポンジは文明堂のカステラを薄くスライスしたものだ。
クリームは、甘味料無しの生クリームと、
チョコレートを溶かし込んだ生クリームの二種類だ。

味見をせずにデコレートしたが、
カステラの甘みが強いのでそれっぽい味に仕上がった。

切った後の方が大きく見えるのは、皿の大きさが違うからだ。

ホットチョコレートにも挑戦したが、
今回使用したチョコは鍋で火にかけると焦げそうになった。

しかも、牛乳でのばす際に、ちょっとずつ伸ばさなかったために
チョコがちょこっとダマになり、それほどおいしくないホットチョコになった。
明治のブラックチョコは焦げそうになるということがわかった。



三回目に作成したケーキはこれだ。

3個目のケーキ全体像

3個目のケーキ切り取り

3個目のケーキ切り分け

表面にちょっと模様をつけてみた。

スポンジは市販のプレーンなスポンジだ。
初めの物よりも一回り小さい。

見た目が悪くなるので、上に別のクリームはかけなかった。
ただしスポンジとスポンジの間のクリームには
コーヒーを入れてみた。

インスタントコーヒーではない。
ウォータードリップコーヒーだ。

生クリームに水を混ぜてたら分離するんじゃないか
と思いつつも、少量ならば分離しないことは確認済みなのだ。

味の濃い水出しコーヒーならば、少なくてもちゃんとコーヒークリームになる。

甘みは砂糖でつけた。
ケーキ作りで初めて砂糖を使うが、この砂糖は普通の砂糖ではない。
なぜか三温糖だ。

コーヒーを混ぜた部分だけではなく、
真っ白なクリームも薄茶色になった。

コーヒーのさっぱりとしたケーキを目指したのだが、
砂糖を入れすぎたらしく甘みが強い。

それでもコーヒーの味はしっかりと付いていた。
水出しコーヒーはケーキにしてもしっかりと生きるようだ。

ホットチョコレートには森永のチョコレートを使用した。
チョコを暖めるのも程々にして、ちょっとずつ牛乳を入れた。
そのおかげかダマにもならずきちんと溶かすことができた。

それなりにおいしいホットチョコになったが、
ガーナのブラックチョコで作ったホットチョコの方がおいしかった。


ケーキ作りの道は始まったばかりだが、
デコレーションはだんだんと慣れてきた。

このまま経験を積んでいくことで、
あんなケーキやこんなケーキを作れるようになるだろう。

スポンジは作れないかも知れないが…。

■ 2009年1月31日 ■

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