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ケーキ作りの旅は続いています

以前の独り言「ケーキと言えばクリスマスなのだが」に対し
各方面から反応があった。
珍しく「感想」を2件頂いたのだ。

どちらの感想も、
「1個目は笑える出来で、2個、3個目とだんだん出来が良くなっている〜」
というような内容だ。
こちらの見解とほぼ同様である。

感想をいただけたのは、家庭的な話が好評であった為だろう。
そんな期待に応えて、さらにケーキを作る事にした。


ただ、また同じ様なケーキを作っては意味がない。

思い起こせば、今までのケーキでは納得できなかった点がいくつか有る。
これを改善したケーキに挑戦しよう。

不満の一つにチョコレートのコーティングに関する不満がある。
チョコレートをトロトロに溶かして
ケーキをつるんとコーティングしたいのだ。


今回のケーキではこれを実現するため、
コーティング用のチョコを買い説明通りにコーティングする事にした。

最初からそうするべきだったなどと後悔するのは人間の性だ。
後悔するのはおかしいことではないのだ。

ふむ。いま思いついた格言を紹介しておこう。

「何も行わないうちに後悔する人を鬱病といい、
何か行ってからも後悔しない人を躁病という。
そんなことばかり考え続ける人は統合失調症と呼ばれる」


さて、作成するケーキはチョコケーキである。
レアチーズケーキをチョコレートでコーティングしても仕方が無い。

材料を一つずつ紹介してみよう。

スポンジ
スポンジだ。

ちょうどバレンタインの時期であったためハート形のスポンジだ。
これしか売られていなかったのだから仕方がない。

使用する生クリームはこれである。

生クリーム
47%乳脂肪の奴だ。
どっしりとしたクリームができてよろしい。

コーティングに使うチョコはこれにした。

コーティング用チョコレート
あれ、写真を撮り忘れている。おかしいな…。
画像が表示されないのは写真が無いからかぁ。

まあ、コーティング用として売られていたチョコを買ってきたのだ。

気を取り直し、早速取りかかろう。


先ずは2分割されているスポンジの一枚を皿に乗せる。

取り出されたスポンジ
確かにハート形だ。

クリームを立てなければならないが、今日は2種類のクリームを作ることにする。
クリームを二つに分け、泡立て器で泡立てる。

生クリームを混ぜ混ぜしなければならない

大体こんなもんだろうか

片方にはこいつを混ぜることにする。

サワークリーム
サワークリームだ。酸味のあるクリームなのだ。

もう1種類のクリームはコーヒークリームにすることにする。
水っぽくなってしまうが気合いで立てる。
冷凍庫に5分ほど入れて無理矢理立てる。

クリームを塗る直前のスポンジ
二種のクリームをスポンジに塗りたくるときがきた。
先ずはサワークリームを混ぜた奴だ。

サワークリームを塗ったスポンジ
塗った。

次にコーヒークリームだ。

コーヒークリームをたらしたスポンジスポンジ

塗り終わったスポンジ
塗った。

ここにもう一段サワーを塗りたい。
でも、普通に塗ったら混ざってしまうだろう。

残りのスポンジに塗ることにしよう。

もう片方のスポンジスポンジ
塗った。二つになった。

とりあえず重ねてみよう。

重ねたスポンジ1

重ねたスポンジ2
重なった。

重ねたらクリームを塗る。
サワークリームを塗る予定だったのだが
気が変わってコーヒークリームを塗ることにする。

コーヒークリームを乗せたスポンジケーキ

コーヒークリームを塗ったスポンジケーキ

それっぽく塗れたようなケーキ
塗った。

まあまあの出来だ。

今までならばこれで完成にしてもいいのだが、
今回はチョコレートコーティングをしなければならない。

チョコを言われたとおりにとかし、塗りたくるのだ。
今回のメイン作業であり、ケーキを作る目的そのものとも言える作業だ。

チョコレートコーティング…?
こってり。

イメージと違う。
どこにも「つるん」が表現されていない。
おかしい。

ケーキに垂らして広げようとした段階で
すでにコチコチのチョコレートになってしまい塗広げられなかったのだ。。

必殺技だ、あそこをこうしてここをこうして…。

チョコレートコーティング完成か
できた。
こんな感じにしたかったのだ。
4度目にしてようやく合格点を与えられるコーティングができた。

コチコチチョコを温めて溶かしながら塗り広げる…。
大変だった。


でも、…ちょっと改良しよう。

ココアを振りかけたケーキ
振るった。

ココアを振りかけてみた。
だいぶそれっぽい出来だ。
つるんからマットな表面に変わった。
今までよりも何となくおいしそうだ。


さて、作ったからには食べなければならない。
ハート形ケーキどこからナイフを入れればよいのだろう。

どこからきったらよいのだろうか
真ん中で二つにするのがよいバランスだという物理的な感覚と、
それはマズいんじゃないかという人間の気持ちが交差する。

切り落としたケーキ
1/4を切り落としてみた。
安心安全なクオーターサイズだ。


それにしても、どうもチョコのコーティングが堅い。
作っているときから漠然と感じていたが、
チョコを溶かして固めただけでは、板チョコそのものだ。
切れると言うよりはボキボキと割れる。

切り落とされたケーキ
コーティングと言うよりは、
チョコレートの容器の中にケーキを封入した感じだ。

初めてのコーティングだしこのくらいは許してもらえるだろう。
問題はお味のほうだ。

う〜む。
チョコケーキらしからぬバキバキとした触感がいただけないが、
コーヒーの香りもサワークリームの酸味も程々だ。

全体として微妙に味の纏まりはないが、
こういう物だと思えばそんなもんである。
コーティングの厚さに関する経験をつむことができた。

それ以外にも今回のケーキ作りで学んだことは多かった。
今後のケーキ作りに生かせるだろう。

む、ホワイトデーのお返しにケーキを持っていくという手もあるな…。
考えておこう。

■ 2009年3月7日 ■

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