2009年に何度も作って段々と上達した感のあるケーキ作り。
2010年にも、もちろんケーキ作りの旅は続いている。
…、続いているはずだったのだが、
ケーキを作ったのはたったの一回であった。
まあ、たった一回でもケーキ作りはケーキ作りだ。
記録として残すことにしよう。
と、仰々しく書いてみたものの、
作ったのは12月31日。
大晦日である。
☆
「ふむ、まるまる一年のブランクですね」
久しぶりにケーキを作ることにしたが、
あまり手の込んだことをすると失敗する可能性が高い。
ここは市販のスポンジを利用させてもらい、
かつ生クリームを塗り付けるだけという
シンプルなケーキを作ってごまかすことにしよう。
まず、このスポンジ下段に生クリームを塗る。
まっすぐに積み上げるために平らに塗らなければならない。
平らに塗ること自体はさほど難しくないのだが、
問題は「何を挟むか」である。
イチゴなどの果物を挟む手もあるが、準備していない。
よし、あれを挟むことにしよう。
昨日製作したプリンだ。
スポンジよりはプリンの直径が大きいので、
スポンジにプリンを乗せ、はみ出した分を削り取れば良い。
つまりは、このままひっくり返せば簡単にできるという寸法だ。
「くるりんぱ」
できなかったのでバラバラにして乗せました。
どうせ食べるときにはバラバラでも問題あるまい…。
そのまま生クリームを乗せ、さらにスポンジを重ねる。
あとは残りの生クリームを総動員してそれっぽく塗りたくれば良い。
すでに若干斜めになっているが、
プリンがいびつに乗っかっているのが原因である。
次回はプリンを上手く剥がせるように細工をしてからプリンを固めよう。
気にせず生クリームを塗る。
「ぬーりぬり」
勢い余ってブルーベリーを乗せてみた。
ついでに、知人から頂いたカリンソースを彩りにかけてみた。
ふむ。材料が足りないなりに普通に完成した。
良かった。
いびつでななめだが、すべてプリンが悪いのだ。
次回以降の課題である。
ただ、食べ物である以上、問題は味である。
食べてみた。
ふむ、スポンジの固さとプリンの固さとが良い具合にバランスしている。
甘さもほでほどでよろしい。
「いままでのケーキの中で、一番普通な味だ」
可もなく不可も無い。
見た目はともかくとして、
味だけならばそこらのコンビニで売られていても問題無い。
断面からばらばらになったプリンが見えるが、
そういうものだと思えばさほど変にも見えない(たぶん)。
2011年は立派なチョコケーキを作れるように精進しよう。
■ 2011年1月7日 ■