先日、自分の自転車を修理したが、
生活するうえで大きな不満がまだ残っていた。
妻と自転車で出かけるのがつらい。
妻が駆る自転車が遅いのだ。
妻はそれなりに漕いでいるのだろうが、
私は漕がなくてもすい〜っと付いていける。
体力の消費が無い。体が温まらない。
それでいて走行風が冷たい。
今は冬だ。
「凍死しそうなほど寒い」
妻の自転車はママチャリである。
1万円弱で購入したという6段変速のそれは、地味に重い。
それでいてフレームの剛性が無く、漕ぐたびにたわむ。
空気圧の足りないボールは弾まないのと同じ原理で、
フレームがたわむと漕ぐ力の割に前に進まない。
剛性の無い自転車は疲れるのである。
やはり、ママチャリでは無理だろう。
もっと剛性が高い自転車に買い換えることにしよう。
☆
自転車について調べた。
メーカーのサイトをいくつも見た。
車種選びにだいぶ時間がかかったが、対象を絞れた。
これを買うことにしよう。
トレック 7100 WSD
女性向けに設計されたクロスバイクだ。
フロントフォークとシートポストとにサスペンションが付いている。
また、フレームは乗り降りしやすい形状に作られている。
太いアルミで作られているので、この形状でもそれなりの剛性を持ち合わせているはずだ。
ブレーキもVブレーキなので制動力にも問題は無いだろう。
全体的に値段なりの装備だ。
最高ではないが、ママチャリとは比較にならないほど高性能だろう。
☆
さて、購入はしたのだが、
このままでは足りない。
LEDライトとアルミ製スタンドは店がサービスでつけてくれたが、
泥除けもキャリアも無い。
オンラインショップで購入して取り付けることにしよう。
店舗に買いに行っても、店にあるものしか買えないからね…。
改造中。
リアフェンダーを取り付けるためにリアタイヤを外す必要があった。
ついでにタイヤの振れもとったりしたためにやたらと時間がかかった。
これが完成した姿。
前後フェンダーとリアキャリア、リアケースを取り付けた。
ついでに反射シート(銀)を貼り付けたので夜間の視認性もアップした。
取り付けた製品は以下の3種。
・前後フェンダー プラネットバイク hybrid+touring / Full Hybrid (P7004)
・リアキャリア TOPEAK ベビーシート II ラック(TCS2016)
・リアケース モノロックケース E350N
☆
しかし、フロントフェンダーをつけるのには苦労した。
フェンダーステーが長すぎて、そのままでは取り付けできないのだ。
当然切断するという発想がわくが、
ステーがやたらと硬く手持ちの工具では切断できない。
どうするべきか思い悩んだ挙げ句、あることを思いついた。
「ステーを曲げて距離を稼げばいいんだ」
適当に曲げたのに一発でちょうどいい長さになった。
見た目の上でも、言われなければ気が付かないだろう。
最初からこういうデザインだったと誰もが思うはずだ。
ふふふ、完璧だ(自画自賛)。
当然リアフェンダーも曲げて長さを調整した。
写真では分かりにくいが、リアキャリアも曲がったデザインなので違和感が無い(たぶん)。
すばらしい。
これで雨の日でも自転車に乗りやすくなった。
☆
それはそうと、当初の目的を忘れてはならない。
妻と一緒に自転車で出かけても不満を感じないか、である。
せっかくママチャリから買い換えて、結局のろのろと走られたのでは意味が無い。
一緒に出かけてみた。
…、だいぶ速くなっている。
今までとは別人のようにスピードを出すようになった。
これなら一緒に走っても凍死することはないだろう。
あとは、根本的な体力の差が問題だが…。
それはまた別のお話。
■ 2011年2月12日 ■