クリスマスは盛大に祝われるのに、
天皇誕生日は誰も祝わない。
おめでたくないわけではなく、
公然と「天皇陛下お誕生日おめでとう御座います」と
のたまえる人物がいないからだろう。
それはどうでも良いのだが、一つ知りたいことがある。
日本経済から見て、クリスマスはどの程度の経済効果があるのだろうか。
すくなくとも数十億円ではすまないだろう。
クリスマスが街に芽生える11月1日から
クリスマスが過ぎる12月26日頃まで、
1年の6分の1はクリスマス商戦だ。
プレゼント、ケーキに始まり、
シャンパン、フライドチキン、各種のグッズと
すべてのものにクリスマスの仮面を張り付ける。
無いものといったら、
「クリスマスおせち」や「サンタクロース雛壇」位のものだろう。
たとえクリスマスと正月が1週間差で訪れたとしても、
時期の異なるイベントを一緒くたにすることは無いだろう。
そこが狙い目だ。
今まで一緒にすることの無かったイベントを、
同時に取り扱うことで新たな需要を切り開くのだ。
12月の1ヶ月間をを一年間に見立て、
クリスマスの仮面をかぶせて商品を作るのだ。
季節のアイテムの売れ残りにサンタの帽子をかぶせて売ればよい。
どうせ、今の日本のクリスマスには中身が無い。
サンタやツリーと言った張りぼての外観が整えば、
それでクリスマスは完成だ。
きっと、日本独自の新しいクリスマスを切り開くことができるだろう。
誰かやってみて。
などということを空想しながら生きるのが
クリスマスの正しい過ごし方。
■ 2008年12月25日 ■