2006年の7月初旬頃、フレッツADSLからBフレッツに乗り換えました。
周囲の何世帯かが一括で申し込むマンションタイプとか言うやつです。
巨大なファイルをダウンロードしたりするわけではないですが、
アップロードの速度が飛躍的に向上するのがとても魅力的です。
ところで、このBフレッツを導入するに当たり
とんでもないことが起こりました。
某電話会社N○Tの営業担当者が一ヶ月程度の間隔を開け、
三回にわたりBフレッツの新規加入の一括申込用紙を持って訪れたのです。
もちろん全員別人で、全く同じ申込用紙です。
違ったのは彼らの言い分。
一人目は「団地にVDSL装置が導入されることになりました」
二人目は「団地にVDSL装置がもうじき導入されます」
三人目は「団地にVDSL装置が導入されました」
状況が一段階進むごとに同じ書類を持って現れる別の営業担当。
仮にも通信に関わる業者であるはずなのに
彼らには横のつながりが全く無いらしい。
VDSL装置を誰が設置しているのかは知らないが
転がったボールに一斉に飛びつく、小学生のサッカー並みの営業能力である。
三人目の営業担当者には酷なことをした(謎)。
とんでもない事というのははこれだけではありません。
初めに営業に訪れた営業担当者Aとの契約の際に
当然こちらの個人情報(住所や電話番号など)を教えたわけですが、
次のコンタクトは電話ではなく、営業担当者Bが玄関の前に現れました。
仮にも通信に関わる業者であるはずなのに
彼らは電話番号を書き取り間違えたと行って直接聞きに来たのです。
彼が名詞を差し出し営業担当者Aの名前を出さなければ
その場で追い返していたことは言うまでもありません。
市外局番はアホでもわかり、
市内局番も3桁中最低2桁は分かるだろう。
そうすると分からない桁数は5桁程度であり、
うちの場合はそのうち三つが同じ数字である。
こんな物は小学生でも記憶・記録できるのである。
普通に考えれば、そもそもN○T何だから電話番号くらい
ちょっと調べればすぐ分かるはずであるが、
同じ社内でも部門が違うことで「最近の個人情報保護の観点から
その情報を取り出せない」という言い分は理解できないことではない。
しかし、一週間後また営業担当者Aが玄関の前に現れました。
今日はどんな用事かと思ったら、
また電話番号を聞き間違えたために直接訪れたそうです。
「ハイ、先生質問があります」
前回来た営業担当者Bが電話番号をメモるところを観察し、
電話番号が正しくメモられていることを私は確認しております。
それでも電話番号が分からないと言うことは、
書かれた字を読むことができなかったか、もしくは
顧客の電話番号を記録した紙を紛失した
と言うことではありませんか?
思わず開いた口がふさがらなかったり閉口したりしそうになったが、
双方を行ったり来たりすることで何とか対応できた。
彼らには、
前回は個人情報の大切さをいかに重要視しているかを見せられ、
今回はそれがいかに薄っぺらい物であるかを実感させられた。
Bフレッツを導入するに当たり、
人間社会の本質をかいま見ることができた様な気がしました。