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恐怖の自転車

今日、「横浜在駐のハマッ子」こと「作者の母親一号」が、
三輪車を買いました。
当然 前のタイヤをダイレクトに回す幼稚園児仕様の三輪車ではなく
ペダルをこいで後のタイヤを回す大人用三輪自転車です。

この自転車はなにげに2WDだったりして無駄に高くて重たいチャリです。
しかし、家の母親一号は二輪の自転車に乗れないため
スイング固定金具という危険なかほりの漂う器具をつけたため
常人には乗れないステキなマシンに仕上がりました。

普通の自転車では、斜体が傾いたときに傾いた方にハンドルを切らないと
バランスがとれずに倒れてしまいます。
この動きは、自転車に乗り慣れている人は無意識にする動きです。
しかし、三輪自転車にはこの常識が通用しません。

三輪自転車で車体が左に傾いているとき、
それは 路面が左に傾いているときです。
こんな時に傾いている方にハンドルを切ったらまっすぐ進むことはできません。

ここではハンドルは右に切るべきでしょう。
そんなことは頭では分かっています。しかし
体と自転車がそれを許してくれません。
「ここでハンドルを右に切ったらハイサイドだ!
この角度は左にハンドルを切るべきだろ!」と脊髄君が叫んでいます。
もはや腕は動きません。
「このままでは殺られる」
とっさにそう判断し、優しくブレーキをかけました。

新車だけあってブレーキはよく利きました。
でも、なんだかブレーキをかけたときに
ブレーキ自体がかなりたわんだような気がしました。

そんなときはブレーキをかけたまま車体を前後に揺すってみるのが一番です。
ゆっさ…ゆっさ…。

ブレーキ:「ぐにゃ…ぐにゃ…」

「ブルータス、
おまえもか…」


三輪車は非常に怖かったです。
死にかけました。

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